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2020-11-20 16:39:00
オスグッド・シュラッター病②
前回のまとめ (前回の記事はコチラ!)
オスグッドとは?:
①10歳〜15歳の小児に多くみられる
②大腿四頭筋からなる膝蓋腱の付着部位、脛骨粗面の痛みである
③症状の出る多くの子の特徴が「筋肉がかたい」ということである
では今回は実際の施術、ストレッチ等についてお話ししていきます。
施術に関しては、やはり大腿四頭筋に対しての施術がメインとなります。
当院では主に徒手療法・鍼治療を行っています。
鍼を行うことでの筋緊張緩和の効果が高いためです。
*学生の患者様に対しても必要である場合は本人に意思確認を行った上で行います。
大腿四頭筋を緩めることで脛骨粗面にかかる負担を軽減させます。
大腿四頭筋へのアプローチに加え、大腿後面部臀部へのアプローチも必要に応じて行います。
また痛みを訴える部位への直接的なアプローチとしては「LIPUS(低出力パルス超音波)」という治療機器を用います。
本来は骨折の治癒を早めるための機器ですが、様々な研究により靭帯損傷などへの治療効果も数多く報告されています。
実際に足首の捻挫や肘の外側上顆炎(テニス肘)、膝関節の痛みなど当院でも良好な結果が見受けられています。
エコー上で確認すると炎症反応が減少している様子が確認できます。(^○^)
そして、自宅でのストレッチ指導です。
前回のブログでもお伝えしたようにオスグッドによる痛みは繰り返してしまうことがあります。
学生に話を聞いていると部活動で十分なストレッチが行われていないように思うことが多々あります。
そのため自宅でのストレッチによるケアが必要不可欠です。