ブログ
2020-10-19 17:07:00
腰椎疲労骨折について①
腰椎分離症とは、使いすぎによる疲労骨折です。
椎弓(ついきゅう)という部位の連続性が絶たれた状態差し、その多くは第5腰椎に発生し、大多数が青少年期の過度のスポーツが原因となっております。
この腰椎分離症は、青少年における腰痛の原因疾患の一つとして非常に重要で、注意を要しなければいけない怪我の一つとなります。なぜなら、長い時間が経過したこの骨折は十分な骨癒合が得られず、将来にわたり腰痛の原因となる可能性があるからです。
しかし、実際のところ「たがが腰痛」と本人も親も指導者もあまり深く考えず、医療機関の受診はしないという状況は多いのではないでしょうか。
腰椎分離症において、一番大事なのは
「早期に発見すること。見逃さないこと」
これが一番大事になります。
腰椎疲労骨折の超初期段階はMRI検査にて画像を検出することができます。
特に注意が必要な方
①10代、男性 (男女比は2〜4:1)
②サッカー、野球、空手をしている
(母体数を同数とし卓球と比較すると、ある調査ではサッカー9,5
倍、野球21,4倍、空手29,9倍となった。
*調査をする集団により発生頻度は異なることが予想される)
③腰を反らすと痛い
④運動をすると痛くなる
⑤痛みの範囲が狭く、背骨の近くである
⑥2週間以上続く腰の痛み
こういった特徴をお持ちの方は早期にMRI検査をされることをオススメします。
やはり、一番大事なのは、早期発見です。早い段階で疲労骨折の治療開始ができれば、「腰椎分離」「腰椎分離すべり症」に移行するのを防ぐことができます。
以下に分離症を分離症以外の腰痛の症状の特徴を載せています。参考にされてください。
*参考文献 予防に導くスポーツ整形外科