ブログ
2020-03-06 10:28:00
大腿前面の鍼治療
前回お伝えしていた様に、今日は前回の続きで鍼治療についてお伝えします。(^○^)
膝の痛みや股関節の痛みに悩みを持つ方、
時に腰の痛みを持つ方にも有効に働く場合があります☆
「なんだか足に力が入りにくい。」
「膝がしっかり伸びきらない。」
特に、高齢者の変形性膝関節症の患者様は上記のような症状が出やすいのではないでしょうか?
筋厚の加齢変化については様々な研究により報告され、上肢筋よりも下肢筋の萎縮が著しいとされています。
その中でも、大腿前面に位置する大腿直筋、外側広筋、中間広筋の筋厚減少が最も著しく、逆に大腿後面筋(ハムストリングス)は比較的維持されているという結果となっています。
筋の厚み≒筋出力とも考えることができるので、少ない筋出力で膝関節を支える高齢者の大腿四頭筋はいつも筋緊張が強くなりがちになります。
当院では、膝の症状に対して、写真のように大腿前面筋の鍼治療を中心に行い、筋緊張と痛みの緩和を目的とした施術を行なっています。
膝がしっかり伸びた状態で立つことで歩行が安定し、踏ん張りが効く様にもなります☆