頭半棘筋(とうはんきょくきん)を描き出してみました。
最近、取り上げる機会の多い首の筋肉ですがそれほど頸部は何層にも筋が重なっていたり、数も多いからです。
だからこそ首は様々な方向に動かすことができ、なおかつ微妙な位置調整ができるのですね。
そもそも重たい頭を支えていることからも日常的に負担がかかっていることが想像できると思います。
頭蓋骨から背中まで走るこの筋肉は頭を後ろに反らしたり、また首を横に倒したり振り向く時にも使います。
寝違えの症状で来られる患者さんの多くがこの頭半棘筋、ここに重なる板状筋(ばんじょうきん)をかばった姿勢になっています。
では次回は治療についてお話しします。