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2020-04-04 18:34:00

上腕前面の筋肉(上腕二頭筋、上腕筋、烏口腕筋)

「力こぶ」の筋肉、上腕二頭筋を描いてみました。

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名の通り頭が2つあります。上腕二頭筋の働きは、

・肘を曲げる・手を挙げる・手の平を返す(ネジや鍵を回す、ドアノブをひねる)ときに使います。

(ちなみに反対側「二の腕」は上腕三頭筋と呼ばれる筋肉で肘を伸ばすときに使います。) 

上腕二頭筋は腱と呼ばれる筋肉の端の部分が長く、また上腕骨の窪みを通過する際に大きく角度を変えるので摩擦を受けやすくなっています。 そのため加齢や使い過ぎにより炎症や変性が起こりやすく、しばしば肩関節の症状の原因になります。 肩の前が痛いなと感じている方、夜寝ているときに痛みで目を覚ましてしまう方はここに原因があるかもしれません。

 痛みを我慢しているまま使い続けることでよくなることはほとんどありません。むしろその期間が長ければ長いほど改善までの期間も長くなります。無理せずに受診をお勧めします。  

【ご来院の患者様へ重要なお知らせ】新型コロナウイルスの感染拡大に伴い感染症予防のため来院時、検温と手指消毒を実施しております。 

ご来院時に受付にて検温いたしますのでご協力をお願い致します。 なお、37.5度以上の発熱がみられる場合には、受診をお断りさせて頂きます。

マスクをお持ちの方は着用をお願い致します。皆様のご理解とご協力をお願い致します。

2020-03-30 18:37:00

下腿前面の鍼治療について

今回のブログでは、当院での下腿前面筋の鍼治療について書きます。

写真はそれぞれ前脛骨筋、長趾伸筋、第3腓骨筋、長拇趾伸筋に鍼をした写真です。
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下腿部の前面と後面の筋肉は、“表と裏”とで“骨間膜”を介して繋がっています。

その為、写真のように下腿前面筋の鍼治療をする事でふくらはぎ(下腿後面)にも治療効果をもたらすことができます。

下腿前面筋の鍼治療が効果的なケガには以下のようなものがあります。

①オーバーユースによるスネの痛み
②シンスプリント
③肉離れ
④足関節捻挫  etc

スポーツ障害や怪我の後の鍼治療は、筋内の血流を増加させ治癒を早めるために非常に有効です。

前脛骨筋(スネの筋肉)に対する鍼治療で面白い論文がありましたので、ご紹介します。

「家兎前脛骨筋の血流に及ぼす鍼刺激の影響」

ご興味のある方はググってみてください。

簡潔に言うと、

 ①ウサギの前脛骨筋に対する刺鍼で筋内の血流が増加した。
 ②坐骨神経(前脛骨筋の動きを担う神経)を切断しても血流は増加した。
 ③頸動脈圧には変化が起きなかったため全身の血管拡張はなかった。

 以上から、この研究では「鍼刺激によって筋の血管拡張が起こったことを表わしており、筋肉痛や肩こり、五十肩等の運動器系疾患に筋血流改善の目的で鍼を行うことの妥当性を示唆するものであると考える。」と考察しています。

多くの方が「鍼治療は自然治癒力を高めることができる」ことをなんとなく知っているのではないでしょうか。

私は。、鍼治療の持つ「自然治癒力を高める」という効果は、「局所の血流増加を促し回復を早める」ということに等しいと考えています。

ケガ、スポーツ障害、痛みでお困りの際は、「治療対象が筋肉の鍼治療」を受けることができる当院にご相談ください。

2020-03-27 09:27:00

下腿部前面の筋肉

下腿前面の筋を体表に投影しました。

下腿前面は、前脛骨筋、長趾伸筋、長母趾伸筋、(第3腓骨筋)で構成されています。

第3腓骨筋は欠如している場合があり、文献によって少々ばらつきがありますが、その割合は大体5%〜8%となります。

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下腿前面の筋肉は足首や足趾を反らす働きがあります。またこれらの筋群は神経や血管・リンパ管と共に、狭い範囲に閉じ込められるような構造をしています。(下図の①)

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この領域の怪我で気をつけなければいけないのが、慢性労作性コンパートメント症候群です。
スポーツ活動でのオーバーユースにより炎症を生じ筋肉が腫れてくると、まず最初に痛みやこわばり感が生じるようになります。症状が悪化してくると、安静時痛や筋肉の萎縮、しびれ、運動障害なども出現します。

緊急に観血的治療が必要な急性コンパートメント症候群とは違い、初期や症状の軽い慢性労作性コンパートメント症候群の場合、まずは運動を中止して安静にすることが一番です。加えて、運動計画の見直しとストレッチ、マッサージ、鍼治療などの刺激を行い筋肉の柔軟性を高めていく必要があります。

次回は、下腿前面の鍼治療について書きます。

2020-03-26 09:52:00

このような姿勢、歩き方にはなっていませんか?

【ぎっくり腰を痛み止めで我慢し続けていた患者さんのお話。】

公園でお子さんと滑り台をすべった時に着地時の衝撃でぎっくり腰のような痛みを発症。
聞けばそれまでも腰を痛めていたそうです。

整形外科を受診し痛み止めを服用しながら生活していたとのこと。

「一度は痛み止めで治ったので…」とのことでしたが、
痛み止めは名の通り痛みを抑えるのが第一の目的なので、治しているわけではありません。

来院時の歩行をみてみると痛みを緩和させるために特に痛みのある側のお尻を突き出し、腰の筋肉を伸ばした状態におくために体幹は左へ傾けているのが分かります。

もちろん本人が意識的にそのようにしているわけではなく、無意識的に楽な体勢に持っていっているのです。

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施術後の方は肩の高さも揃い体のラインも真っ直ぐに近い状態になっています。

施術の内容としてはベッドに横むけになってもらい、右の臀部を中心に施術(手技療法+鍼)を行いました。
治療後は歩行にもある程度の改善がみられ、その後も数回治療を徐々に間隔をあけながら継続しています。

今では好きなトレーニングもお子さんと遊ぶことも以前のようにできるようになったようです☆

2020-03-17 10:03:00

シンスプリント、アキレス腱周囲の痛みに関わる筋肉への鍼治療

前回のブログの題材であった3つの筋肉に鍼治療を行いました!!

前回の記事を合わせてお読みください
シンスプリント、アキレス腱周囲の痛みに関わる筋肉

長母趾屈筋

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後脛骨筋

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長趾屈筋

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先日もママさんバレーボールに汗を流す患者様が足の裏の痛みを訴えられていましたが、足を見ると「扁平足」でした。

主にジャンプの着地時に痛みが出るそうですが浅いところにある腓腹筋に加え施術を行いました。

特に扁平足などの痛みが出やすい要因を持っている場合は日頃からの予防対策ケアがより重要になってきます。

少し話はそれますが、最近足の痛みや腰の痛みなど
「日が経てば治ると思っていたのですが…。」
とかなり日が経ってから来院される方が多いです。

特に仕事や家事で忙しいとそう思いたくなる気持ちは分かりますが、
痛みがひどくなる前に我慢せずに来院する方が結果的に治療回数も少なく改善までのスピードが早いです。

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