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可視総合光線療法
当院では可視総合光線療法を行なっています。
東京都にある光線治療器の専門メーカー「黒田製作所」で作られています。
定期的に光線研究所より記事が送られてくるのですがその内容を一部ご紹介します(^_^)
100年以上前から赤道から離れるほど高血圧、糖尿病、肥満、感染症、ガンに罹患しやすくなることが指摘されています。
その原因の一つが「ビタミンD不足」によるものと言われています。
ビタミンDは日光を浴びることにより体内で産生されますが、赤道から離れるほど太陽光中の紫外線が減るためです。
これを「ビタミンD仮説」と言います。
英国で行われた世界各国の新型コロナ感染者の死亡率と緯度との関係の調査によると、北緯35度より緯度が低い国で死亡率は低く、北緯35度より高い国で死亡率が高いことが分かりました。
そのほか、血中ビタミンD濃度が低いほど死亡率、死亡数が増加することや
感染者にビタミンD製剤を投与することで重症化を防げる研究結果も報告されています。
またビタミンD欠乏や不足は高血圧や糖尿病、肥満、ガンと相関することが示されていますが、これらの疾患は新型コロナウイルスを重症化する「基礎疾患」として危険因子とされているものです。
ビタミンDには以前からもインフルエンザウイルスなど感染症を予防する働きがあると言われており、ビタミンDには免疫調整作用があるといえます。
自然免疫の働きを強め抗菌作用を発揮し、抗炎症作用により炎症を鎮めます。
以上のことや、ここへは取り上げきれていないことからも感染症の予防や重症化を防ぐためにはビタミンD不足を改善することも対策の一つとなるようです。
しかし実際の今の生活を顧みると、「自粛生活」で外出機会は減り、また最近の天気の悪さから太陽光を浴びる機会が少なくなってはいないでしょうか?
高齢者の方に特にこの傾向がみられますが、高齢者の方は自粛生活での筋力低下、食欲低下など他にも不安な要素があります。
悪循環ですね。
それを補うために光線治療をお勧めしています。
光線治療を受けることで、血行改善、体温上昇、ビタミンD賛成を促し免疫力や自然回復力を高めることが有効です。
また食物では脂質の多い魚、栄養強化した乳製品、牛レバー、チーズ、卵黄などにも含まれています。
文字ばかりの内容になってしまいましたが興味深い内容だったため、ご紹介させてもいらました。
光線治療のメニューについてはHPに記載しております。
ご不明点などありましたらお気軽にお問い合わせください!!
エコー勉強会
10歳以下の捻挫は要注意!
足関節捻挫は非常に頻度の高い外傷だと言うことは前回の記事でも書いていますが、今回は小学生、特に10歳以下の捻挫で注意すべきことについて書いていきます。
本来、足関節捻挫は前距腓靭帯(ATFL)という部位が損傷することが多いです。しかし、骨の成長が不十分な場合ATFLではなくその付着部(腓骨下端)の骨が剥がれてしまうことがあります。
10歳以下の足首の捻挫では多くの場合骨折となります。
「軽く捻っただけだから」
「歩けているから大丈夫」
と甘くみていてはいけません。
初期処置を誤ると将来、慢性的な足首の痛みや不安定性が残ることがあります。
できるだけ早期に怪我の状態をチェックすることをお勧めします。
一般的に骨の損傷はレントゲンで観察することができますが、小児の場合、骨の末端が未成熟で軟骨成分でできているため、レントゲンにうつらないことがあります。そのためレントゲンでは見落とされていまうことが多いのが現状となっています。
小児の捻挫の場合にエコーでの観察が有用となり、当院でも捻挫の場合には初期評価の一つとして取り入れております。
捻挫をしたら放っておかずにまずはご相談ください。
前回の記事はこちら〜甘くみてはいけない足関節捻挫!〜
甘くみてはいけない足関節捻挫!
足関節捻挫は全てのスポーツ外傷の中で頻度が最も高く、そのほとんどがうち返し捻挫です。
一言で足関節捻挫と言っても足関節には多くの靭帯があり、どの靭帯が損傷しているかで病態が変わります。また隠れた骨折が存在することもあり注意を要します。
*足首の骨折の簡易的なチェック方法はこちらから〜オタワアンクルルールについて〜
足首の捻挫をすると多くの方が整骨院、病院、またはその両方に受診すしていますが、驚くことに27%は放置しているという衝撃のデータがあります。
足関節捻挫を放っておくと場合によってはCAI(慢性足関節不安定症)に移行し、捻挫の再発や痛みの残存の原因になったり、スポーツパフォーマンスの低下に繋がります。
そのため捻挫をした場合は初期処置が非常に大切になってきます。
当院では、エコーを用い患部の状態を観察観察した上で施術を行います。
非常に頻度の高い足関節捻挫、放置せずにまずはご相談を。
足首の捻挫 〜オタワアンクルルール〜
足関節を捻ると、単なる捻挫ではなく時として骨折をしている場合があります。骨折をしているかどうか簡単なチェック方法があるのでご紹介します。
Ottawa ankle rules(オタワアンクルルール)と言って以下の5つのテストを行うことで「骨折」か「捻挫」かを判断する評価方法です。
①脛骨下端(内くるぶし)より上方6センチまでの後方の圧痛
②腓骨下端(外くるぶし)より上方6センチまでの後方の圧痛
③第五中足骨基底部の圧痛
④舟状骨の圧痛
⑤患肢で4歩以上荷重ができない
このオタワアンクルルールはカナダのオタワ市民病院の救急医チームによって公開され、X線検査の必要性の判断基準として活用されています。
このルールに従うと上記①〜⑤のどれかに当てはまる場合は骨折の可能性があります。
このオタワアンクルルールの感度は98%、特異度は42%とされています。
感度とは
「骨折している場合」①〜⑤のどれかに該当する確率が98%
特異度とは
「骨折していない場合」①〜⑤のどれにも当てはまらない確率が42%
けして特異度が高いとは言えませんので、捻挫をしたらレントゲンや、エコー検査で患部の状態をしっかりと把握することが大切になります。
オタワアンクルルールは受傷直後の重症度の大まかな目安くらいに考えた方が良いかもしれませんね。
当院ではエコー検査後、患部の状態に合わせた初期処置をしています。