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下腿三頭筋の鍼治療について
ふくらはぎの筋肉で代表的な筋は、下腿三頭筋ですね。
この下腿三頭筋は、皆さんもよく知っているアキレス腱に繋がります。
今回は、この下腿三頭筋に鍼施術をしてみました。
こちらはヒラメ筋、腓腹筋にそれぞれ鍼を刺入してものになります。
下腿後面の鍼刺鍼について面白い論文があったので紹介します。
明治鍼灸大学(現在の明治国際医療大学)の松本らの「鍼刺激によるヒト下腿筋血流の改善」では、疲労筋の血流に対する鍼の作用を検討するため、12名の健康男性を対象に下肢の血流と皮膚温皮膚温を計測し、その結果をまとめています。
・下肢血流量は刺激側で18%、非刺激側で17%の増加がみられた
・皮膚温は一時的に低下しその後回復傾向を示したが有意ではなかった。
このように、皮膚温は有意な変化を示さず、血流が増えたことから、この血流増加は主に筋血流の増加だと考えられた。また、血流増加は両側にみられることから、脊髄以上の中枢を介する機序によることが示唆された。
この研究からは、鍼治療は血流改善に有意に作用し、自律神経を介して非施術部位の血流にも良い影響を与えることがわかります。
当院では、シンスプリントや肉離れ、足関節捻挫など、脚の障害、怪我にも積極的に鍼治療を取り入れ施術を行っています。
鍼治療は治療対象筋をきちんと治療できる当院にお任せください。
沖縄マラソン☆ボランティア
前回のブログで告知していましたが、昨日沖縄マラソンのボランティア活動としてサポートへ行ってきました!!
なんと朝は6時半集合。(・∀・)
6時過ぎには現地に到着していたのですがご覧の通り真っ暗です。笑
ランナーさんたちがこの場に充実感いっぱいで戻ってこられるように、
私たち柔道整復師の役割としてテーピングを提供させてもらいました!(^○^)
他院の先生方と専門学校の学生さんたちと行いました!
ふくらはぎと太もものサポートを行います。
そのほか痛みや不安のある場所がある方には、症状に応じて行います。
私にとってもそうですが、特に学生さんにとっては絶好の学びの場所にもなります。
先生の巻くテーピングに学生さんが熱い視線を送っていました。
余談ですが……
担当したランナーさんが私(宮下)の出身地である滋賀県から来られた方でした!!(^^)
なんだか嬉しい気持ちになりました。
きっと完走されたことと思います!
巻いたテーピングはレース中どうだったかな?
と気になりつつもランナーさんたちのスタートを見送り活動終了となりました。
雨が降ってきたり風が強く吹いていたりとランナーさんはもちろん大会関係者の方にとっても大変だったと思います。
本当にお疲れ様でした!(^_-)☆
今後もこのような機会があれば積極的に参加したいと思います☆
おきなわマラソン
ふくらはぎの筋肉について
「ふくらはぎ」=下腿三頭筋と呼ばれますが、この下腿三頭筋も総称です。
その名の通り3つの筋肉で構成されています。
腓腹筋とヒラメ筋です。
腓腹筋が内側と外側で分けてカウントされるので3つになります。
よく「足をつる、つった」と耳にしますがここの筋肉が原因となることが圧倒的に多いです。
特に寒くなるこの時期は多くなります。
医学的につる原因はコレと言って解明されていないそうですが、
考えられる要因として、
・水分不足(冬は夏に比べ水分は飲む量が少なくなります)
・血液循環不良
・布団の重みによる長時間の下腿三頭筋の持続的収縮
があります。
またふくらはぎは「第2の心臓」とも呼ばれます。
足先まで下った血液が心臓へ返る時に筋肉がポンプの働きをするからです。
より良いポンプ機能をさせるためには動かすこと!が第一です。
座った状態や寝た状態で足首を動かすだけでも運動になります☆
冷え改善にもつながるのでぜひ実践してください(^○^)
胸鎖乳突筋・肩甲挙筋への鍼施術
胸鎖乳突筋に鍼治療をしました。
肩甲挙筋と一部重なっているので、肩甲挙筋へも刺激をすることができます。
風邪が多いこの時期…
咳をするとその時に首の筋肉も収縮します。
そのため咳が出ている患者さんの首はガチガチに固まってしまっています。
首の筋肉の緊張が高いと、気道も窮屈になるので呼吸もしずらくなる
→体内に酸素が入りにくい状態に…。
これまた悪循環ですね。
そのほか、スマートフォンの長時間の操作や読書、デスクワークなどずっと下を向いている作業もこの筋肉に負担がかかっています。
運転中など振り向く動作が辛い方もこの筋肉が治療の対象となります。
当院では首の状態に合わせて少しでもリラックスした状態で施術を受けていただけるように横向きで施術することも多いです。
リラックスした状態での施術がストレスを軽減し改善もしやすいからです。